今年度、息子が小学校に入学しました。
我が家のように、新入学児のお子さんをもつ親御さんの何よりの気がかりは、
登下校時が心配!
ということじゃないでしょうか。

幼稚園の時は送迎バスを利用し、移動には常に大人がそばにいる状態だったまだまだ赤ちゃんみが抜けない6、7歳児を「これも学習のうち」といって突然世に放つ日本の教育どうかしてませんか!?(早口)
うちの学区も、登校班はないし、4歳上のお姉ちゃんは「友達と行くから!」といって息子に付き添ってはくれません…。
でも何が起こるかわからないこのご時世。
子供の居場所は把握しておきたい!
と思うのが親心ですよね。
そんなときに、Apple初売りの特典でもらったエアタグを持て余していたことを思い出し、ものは試しと息子に持たせてみることにしました!
- 見守りGPSの購入を考えている
- エアタグは子供の見守りアイテムとして使えるか知りたい
- 学校に持っていって問題ないか気になる
実際に3ヶ月ほど持たせてみて、検証しました。
エアタグか、見守りGPSにするか迷っている!というお家の方の参考になれば幸いです♪
Airtag(エアタグ)は見守りGPS代わりになる?特徴を比較

入学式を迎え、いよいよ始まる登下校。
小さな体に大きなランドセルを背負って歩く後ろ姿は、情けないようで、逞しくもある。

逞しさしかない。
エアタグは子供の見守りGPS代わりに使えるのかどうか?
まずはそれぞれのアイテムの特徴を比較してみましょう!
Airtag(エアタグ)とは

そもそもエアタグって何?
どうやって使うの?

説明しよう!
iPhoneなどでおなじみのAppleから販売されている紛失防止タグ。
鍵やバッグなどの持ち物に取り付けておくと、盗難や紛失の際に「探す」アプリから居場所を検索することができるアイテムです。
本来は、持ち物に取り付けて使うものなので、子供の見守り・迷子防止用アイテムというわけではないんですよね。
しかしSNSで検索すると、エアタグは車の盗難対策やペットの迷子対策など、様々な用途で使われていることがわかります。
Airtag(エアタグ)と見守りGPSの違い
エアタグと、一般的な見守りGPSを比較してみました!
Airtag | 見守りGPS | |
本体価格 | 4980円 (公式サイト価格) |
5000円前後 |
月額料金 | 0円 | 通信量など 500円前後 |
測位方法 | ・「探す」ネットワーク ・Bluetoothを利用 |
GPS、Wi-Fiなど |
電池持ち | 約1年 (電池交換可能) |
数日~1、2ヶ月 |
同期できる人 | ひとり (1台のiPhoneのみ) |
複数人で見守りOK |
通信、通話機能 | なし | メッセージや通話が 可能な商品もある |
大きな違いとしては、月額料金などの維持費、測位方法、通信・通話機能の有無ですね。

維持費がかからないのはウレシイ。
比較①測位方法は?
エアタグにはGPSが搭載されていない!
見守りGPSはその名の通り、GPS衛生を利用して居場所を特定するシステムですが、エアタグにはGPSは搭載されていません。
Appleの「探す」ネットワークを利用して位置を追跡するシステムです。
世界中のAppleデバイスで構成される検索ネットワーク。
簡単に言うと、Apple製品同士が勝手に通信しあって位置情報を送信している、という摩訶不思議現象です(説明下手)
通信にはBluetoothを利用し、位置情報はiCloudに送信され、iPhoneやiPadの内蔵アプリ「探す」アプリから特定することができます。

まって!?
知らない人のiPhoneと通信するのってちょっと怖いんですけど!
近くにいる(見知らぬ人の)iPhoneやiPadと通信する…
と聞くとちょっと不安になりますが、情報は匿名・暗号化され通信されており、個人情報がバレたりすることはないいみたいです!

さすがAppleさん。
比較②複数人での見守りは可能か?
エアタグと同期できるのは1台のiPhoneだけ!
登下校の見守りとして使う際に気になるポイントは、複数人での見守りが可能か?という点かと思います。

自宅から登校して、放課後は祖父母宅へ…なんていうご家庭もありますよね。
見守りGPSは、見守る人は3~4人、さらには無制限で追加できるタイプもあります。
しかしエアタグは1個につき1台のiPhoneとしか同期ができません。
なので、お父さん・お母さんがそれぞれのiPhoneから見守るとしたら、お子さんには2台のエアタグを持たせる必要があります。
また、Android端末ではエアタグが同期できないので、見守る人はAppleユーザーであることが必須条件です。
小1の登下校にAirtag(エアタグ)持たせてみた

さて、今年入学した小学1年の息子にエアタグを持たせて、実際に使ってみました。
このような条件下で、果たしてエアタグは使い物になるのか!?
検索精度
コンビニ、住宅地で2箇所ほど検知!
登下校を毎日観察してみて、毎日確実に検知している場所はコンビニと、住宅地を通る際に2箇所ほどでした。
自宅から小学校までの道のりはほぼ住宅地。
施設というとコンビニ1箇所、病院2箇所、郵便局があるくらいです。

田舎ってそんなもん…?
居場所は把握できる?
正確な居場所を把握するのは難しいかも…。
前述の通り、通学路では検知場所がまちまち。
常に周りにiPhoneユーザーが居るわけではないので、コンビニから5分くらい動かなかったあとにびゅーんと家の近くに移動するような動作がほとんどでした。
ちなみに、Airtagの電波が届く範囲は約10mといわれています。
なので、
「今ここにいるから迎えに行ってあげよう!」
というより
「5分前にここにいたらか、今はだいたいこのへんかな?」
くらいの検索精度。
ピンポイントで居場所を特定することは難しそうです。
学校で音が鳴る?
エアタグは、所有者と8時間以上離れると通知音で知らせる機能がある。
正確には、8時間~24時間の間にランダムで鳴る!?とのこと。
この通知音はOFFには出来ないみたいです。

身に覚えのないエアタグを持たされていた時(ストーカー対策)等のため、らしい。
気になるのは、学校にいる間に鳴ったらどうしよう!?問題ですが…
小1が約3ヶ月利用してみて、学校で鳴った!という事態は今のところ起こっていません。
5時間授業の日で在校時間は8時間とちょっとですが、今のところ大丈夫みたいです。
エアタグの実際の通知音は、「探す」アプリのサウンドを再生で確認することができます。
「ピョロリピョロリ…ピピピピッピッピピ…ピピピッピッピピ…」
というかすかな音ですが、高音なせいかランドセルの中に入れていても結構聞こえる音です。

もし授業中の静かなときに鳴り出したら、
何の音~!?と騒ぎになる可能性はある。
先生に伝えておくべき?
私はエアタグを持たせていることを先生にお伝えしていません。
いわゆる「授業に必要のないもの」を持たせていることを先生にお伝えするべきか否か!?
と気になるところですが、学校で無くしたらそのときはそのとき、通知音が鳴ったら、そのときはそのとき…というマインドで生きています。(どんな)
「こんな音が鳴るよ」ということは子供にも伝えてあるので、鳴ったら多分子供は気付くと思うので…。

そのときはうまく対処してくれることを祈るばかりです!

子供の応対力を信じよ…
周りにiPhoneユーザーがいた場合、近くのエアタグを検知して「近くにAirtagがあります」という内容の通知が行くみたいなのですが、そのへんは個人面談のときにでも先生に聞いてみようかと思います。。
Airtag(エアタグ)を見守りGPS代わりにすることのデメリット・メリット

エアタグを実際に使ってみて感じた、正直なデメリットとメリットです。
そもそも人に持たせる用じゃないから!ということは一旦置いといて。

見守りアイテムとして使えるかどうかをズバリ解説していくわよ。
デメリット
まず、実際に見守りGPS代わりにエアタグを持たせてみて感じたデメリットです。

デメリットを解説していきます!
リアルタイムの居場所はわからない
やっぱりこれが一番かなと…。
お住いの地域によって差が出ると思いますが、
「子供が歩いている位置が随時更新される」
みたいな精度ではないので、そこを第一に考える方には向いてないかもしれません。
「○分前にいた居場所」を示す程度なので、正確さを求めるならGPS搭載のアイテムが良いかと思います。
通知音が鳴るかも
エアタグは持ち主の手元から8時間以上離れると通知音が鳴る、という機能があります。
しかも8時間キッカリで鳴る!というわけではなく、8~24時間離れると…みたいな曖昧な感じなので、心配な方は持たせるのを躊躇しちゃうかもしれません。

私は、鳴った時はしかたない!というマインドで持たせています(?)
同期できるiPhoneは1台だけ
エアタグは1個につき1台のiPhoneとしか同期できないので、複数人で見守りたいという場合には不向きです。
もし複数人で見守る場合は、見守る人数分のエアタグを子供に持たせる必要があります。

エアタグ多数持ち小学生…!?

それはやっぱりエアタグの意図となんか違う気がする。
Androidでは使えない
エアタグは、iPhoneやiPadなどの内蔵アプリ「探す」アプリからしか利用できないため、Androidユーザーではそもそもエアタグを使うことは出来ません。
AndroidやPCのブラウザからAppleIDにログインすれば「探す」機能は使えるけど、同期させるためにはApple端末が必要です!
Androidユーザーの方は、Android端末でも利用できる紛失防止タグもあるのでそちらをご検討ください!

メリット
続いて、エアタグを使ってみて感じたメリットは以下の通り!

メリットを解説していきます!
維持費がかからない
エアタグは、本体を買えば通信量や月額料金はかかりません!
- 購入時に電池内蔵!
- 電池の寿命は約1年!
- 電池交換可能!

エアタグにはコイン電池( CR2032 )を利用します。
検索精度<コスパ とお考えなら、断然エアタグです!
充電の手間がない
前述の通り、エアタグはコイン電池で動くので、日々の充電などの手間がありません。
基本的にはランドセルに入れっぱなしでOK!
なので、ものぐさママにはぴったりです!

ものぐさママ代表、うに氏。

存在を感じさせない存在、それがエアタグ…
電池の残量が少なくなるとiPhoneに通知が届くので、電池を交換し忘れる事態も防げます。
小さいので邪魔にならない
- 直径:31.9mm
- 厚さ:8.0mm
- 重さ:11g
500円玉よりちょっと大きいくらいです。
ランドセルの内ポケットや水筒ケースなどに取り付けておくだけで取り付け完了。
邪魔にならないし、友達に見せたり、おもちゃ代わりにするような特徴もないので(いい意味で)
やんちゃ盛りの小1男子もいたずらする気は起きないと思います。
子供が使わなくなったあとも活用できる
そもそもの用途が紛失防止タグなので、子供が使わなくなったあとも鍵に付けたりカバンにつけたり、使い道はたくさんあります。

介護用や、愛車の盗難対策にしているというパターンも!
対して、見守りGPSの使用期間は小学生の間くらいでしょうか。
小学校高学年くらいになるとスマホを持ち始める子もいるので、使用期間はもっと短いかもしれません。
長~~~~い目で見れば、使い道がたくさんあるエアタグを選ばない理由はない!
Airtag(エアタグ)子供用のおすすめケース

コイン状のエアタグは、ズボンのポケットにもぽいっと入れられて気軽に持ち歩けます。
…が!?
- 体操着に着替える際にポロリ
- 鉄棒で逆上がりした拍子にポロリ
- ハンカチを取り出そうとしてポロリ…etc

ハダカのエアタグを子供に持たせるのはデンジャラスすぎる。
子供の登下校時、安心してエアタグを持たせる際のおすすめケースをピックアップしてみました!

我が家ではキーホルダータイプを使っています!
子供のランドセルの内ポケットの中に鍵などを取り付けるフックが付いていたので、そこに取り付けています。
ポケットのさらに内側なので、子供もエアタグを持ち歩いてることを忘れて毎日登下校しており安心です。←


スリムなカードタイプも便利そう!
カードタイプも、同じくランドセルのポケットにさっと入るし嵩張らなくていいですね!
その他、腕時計型や靴のインソール型のエアタグケースもありました。
お子様のタイプに合ったケースを探してみてください!

ケースが選べるのも楽しい♪
まとめ
今回は、Airtag(エアタグ)が小学生の登下校の見守りGPS代わりに使えるのかどうか!?を小1の息子に実際に持たせた検証してみました。
エアタグは小学校の登下校の見守りGPS代わりに使える!
(けどお守り代わりくらいの検索精度!)
見守りGPSほどの性能はいらないけど、お守り代わりに持たせておきたいな…
という方にはエアタグがおすすめできます。
デメリットや注意点は、
という点。
また、場所によって検索精度も異なるので、通学路にiPhoneユーザーがいそうかどうかを事前にじっくりチェックするのも大事ですね。

上記の点に気をつけて、お子様の見守りGPS代わりにエアタグを検討してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!